ユーザー車検てなんじゃけん?

ユーザー車検のメリット

ユーザー車検を経験することで得られるのメリットも知っておきましょう。

ユーザー車検最大のメリットは「業者に頼むよりも車検を安く受けられる」というのが 誰でも知っていて魅力的なものではないでしょうか。 業者に手間をかけさせてその分の手間賃を支払うのがディーラー車検であるのに対し、 手間は自分で引き受ける、だから誰にも手間賃は渡さないよ、というのがユーザー車検 なので、安い費用なのは当たり前のことで不思議がる理由はありません。 むしろ同じ費用がかかるのであればわざわざユーザー車検を受ける理由なんかないと 誰もが口を揃えて捲くし立てるでしょう。 ですが費用に関するメリット以外にも複数のメリットがあると指摘する自動車博士も いることですし、ここではそちらの意見も取り上げていきたいと思います。 まず整備やメンテナンスを自分でやろうとする姿勢が身に付くので、自動車を構成 するパーツやメカニズムに詳しくなれますし、温泉街までドライブをしてそのまま一泊 した際にマシントラブルが発生しても自分で解決できるようになるかもしれません。 運転に最低限必要な知識しか持ち合わせていない人だと、タイヤがパンクしただけでも もう立ち往生するしかありません。 スペアタイヤが積んであろうともそれを交換する方法がわからない、やったことないし 見たこともない、スマホでタイヤ交換の手順を調べたけど画像だけじゃ理解不能で JAFにSOSを送るしかない、となってしまいます。 でもユーザー車検のために普段から熱心にメンテナンスをしていてタイヤも定期的に ローテーションさせているような人なら、パンク程度のトラブルならちょちょいの ちょいと10分程で交換完了させてしまうでしょう。 携帯電話の電波が届く所、民家やコンビニが近くにあり電話をかける手段が残されて いるところならまだいいほうで、滅多に人も通らない山奥や夜なのに灯りがどこにも 見当たらない未開の地で携帯電話も繋がらない場合、ただのタイヤパンクでも致命的 なトラブルになってしまいます。 タイヤ交換のスキルさえ持ち合わせていればすぐにでもドライブを続行して下山 できるのに、タイヤを取り外すことすらできないから誰かが通るのを祈りながら真っ暗 な山の中で一晩中不安に苛まされながら眠れぬ夜を過ごす、しかも次の日も昼間ですら 人っ子ひとり通らなかったので車中もう一泊延長するはめになったし、という予想外 のアクシデントに見舞われる不幸な人も世の中にはいるのです。 本格的な整備の知識まではなかなか難しいでしょうが、車に積んでいる工具で簡単な トラブルくらいは解決できるようになるのも、ユーザー車検に慣れている人の特権 でありメリットと言ってもよいでしょう。 詳しくなるのは自動車の構造だけではありません。 手続きを自分で行うので、自動車に関する税金や保険料についても多くの知識を吸収 しながら成長していく我が身を感じ取ることができるでしょう。 ディーラー車検だと一括で請求された料金を支払うだけで、明細を読めば何にいくら かかったのかが書かれていますが実感もなく理解は進みません。 ですが自分で窓口へ向かい、そこで何にいくら支払うのか経験できるユーザー車検なら 「税金でこんなに請求されるのか」「この記入用紙は安いんだな」「保険料はこの タイミングでこんだけ支払う義務があったんだ」と実感することができるでしょう。 自動車のメカニズムに詳しくなれますし手続きやそれに伴う税金にも詳しくなれる、 即ち人に頼られる人物へと成長させてもらえるのです。 そして回数を重ねるたびに成長速度も加速していくので、何度も何度もユーザー車検 を受けている人ほど費用を節約するコツを覚えていき、より短時間で合格する テクニックを習得して簡単にクリアできるようになっていきます。 もちろん知識も蓄積されていくので、やればやるほど車検博士と呼んでくれる人も 雪だるま式に膨れ上がっていくこと請け合いです。