大切な車検
どこかで聞いた覚えのあるこの言葉の意味を理解していますか。
3年あるいは2年ごとにやってくる自動車の車検については、過去にマイカーを所有 した実績をお持ちの方ならどのようなものかは把握しているでしょう。 自宅で整備をするためのガレージがなかったり工具があまり揃っていなくても、 オリンピックよりも短い周期でやってくる車検はそのタイミングが到達するより前に 中古車として売ってしまうか、新車を購入して下取りに出さない限りは何人たりとも 避けて通れない重要な整備イベントになります。
ユーザー車検とは
ユーザーが自分で自動車を点検して車検場へ持ち込むのがユーザー車検です。
安い費用で車検を、との触れ込みでそこそこの話題にもなったユーザー車検ですが、 それでも実態をしっかりと理解できているのは未成年(10代以下)にはほとんど いないようでしょうし、60代でもユーザー車検のメリットに惹かれない人が多い だろうと予想されますから、日本の人口で考えると2割~3割くらいの人しか深く 理解できていないかもしれません。
ユーザー車検のメリット
ユーザー車検を経験することで得られるのメリットも知っておきましょう。
ユーザー車検最大のメリットは「業者に頼むよりも車検を安く受けられる」というのが 誰でも知っていて魅力的なものではないでしょうか。 業者に手間をかけさせてその分の手間賃を支払うのがディーラー車検であるのに対し、 手間は自分で引き受ける、だから誰にも手間賃は渡さないよ、というのがユーザー車検 なので、安い費用なのは当たり前のことで不思議がる理由はありません。 むしろ同じ費用がかかるのであればわざわざユーザー車検を受ける理由なんかないと 誰もが口を揃えて捲くし立てるでしょう。
ユーザー車検のデメリット
メリットがあればデメリットもあるのが世の理なのでしょう。
いいことだらけにも思えるユーザー車検ですが、そんなに都合のよい物がこの世に 存在するわけありません。 美しいバラには棘があるように、物事にはなんにでも裏と表があるというコトを そろそろ知っておきましょう。 ではユーザー車検のデメリットには何があるのでしょうか。 まずは持ち込んで検査を受けられる時間が限られている、というのが挙げられます。 業者に依頼するのなら週末だろうが夕方以降であろうが受け付けてもらえ、客商売 であることを考えるとよっぽど車を預けるのに不都合な営業時間を設けている業者は 皆無と断言しても良いでしょう。